電気給湯機器とは

電気給湯機器とは

電気給湯機器とは、電気を利用して水を沸かし上げてお湯を作る給湯器(温水器・湯沸器含む)と、ヒートポンプ給湯機の総称です。電気ヒーターを用いて直接的に水をお湯に沸かし上げる仕組みのものを給湯器と呼び、空気を集めて圧縮し、加熱した熱を熱交換器で水に伝えてお湯に沸かし上げる仕組みのものをヒートポンプ給湯機と呼んでいます。また、それらのさまざまな関連商品を含めて電気給湯機器と呼称する場合もあります。

電気給湯器は、一般的にガス湯沸器や灯油などの油炊きボイラーのように燃焼系の機構を持たないため、安全かつクリーンで環境に優しい製品です。燃焼機構がないのでCO/CO₂が発生せず、換気設備も不要で、ガス漏れなどの心配もありません。また、燃焼音などもなく静かで、隠ぺい設置が可能な製品も数多くあります。

業務用電気給湯器と家庭用との違い

家庭用と業務用電気給湯器の違いですが、使用頻度や、一度に使われる給湯量、給湯温度など多くの点で家庭用と業務用は異なり、業務用には高い耐久性が求められます。

イトミックの電気給湯器は、業務用に求められる厳しい条件下でも十分にお使いいただけるように、耐久性の高い部品や強固な外装などを使用し、業務用に特化しています。また、様々な現場に合わせて電源などの各種仕様を変更可能な製品も多く、製品によっては貯湯量20トン以上の大型製品も製作が可能です。

電気給湯機器の構造

電気給湯機器はその構造から貯湯式、瞬間式、ヒートポンプ式に分類されます。

貯湯式

本体内の貯湯タンクに貯めた水を電気ヒーターで加熱してから給湯する方式です。

貯湯式のメリット
  • 時間を掛けてお湯を作るため、ヒーター容量が小さい
  • シンプルな構造で、本体価格が抑えられているものが多い
貯湯式のデメリット
  • 保温のための電力が必要になる
貯湯式の分類

貯湯式電気温水器は、さらに本体内のタンク構造により密閉式と開放式に分類されます。以下の模式図をご覧ください。

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瞬間式

本体内の水管に備えた大容量電気ヒーターにより水を加熱すると同時に給湯する方式です。

瞬間式のメリット
  • 使う時に、使う分しか電力を使わない
  • 湯切れがない
  • 貯湯タンクがないため、本体が小さい
瞬間式のデメリット
  • 瞬時にお湯を作るための大容量ヒーターが装備されているため、電気設備容量も大きなものが必要

ヒートポンプ式

取り込んだ空気熱を伝えた冷媒を圧縮して加熱し、熱交換により水を加熱する方式です。

ヒートポンプ式のメリット
  • 大気中の熱をより大きな熱に変換して利用するため、エネルギー効率が非常に良い
  • 重油やガスなどの他熱源と比較し、CO₂排出量が少なく、ランニングコストも低い
ヒートポンプ式のデメリット
  • お湯を作るための熱源機と貯湯タンクがあり、設置のためには大きいスペースが必要

ヒートポンプ機器で利用する冷媒には数種類ありますが、当社では最も環境負荷が小さいと言われているCO₂を冷媒に用いたCO₂ヒートポンプ給湯機「エコキュート」を製造しております。

サイズによる分類

当社では、電気給湯機器をそのサイズ・形状から小型、大型、エコキュートに分類しています。

  • 小型電気温水器

    給湯場所の近くに設置可能な大きさで、手洗い用や飲用など施設内でのさまざまな用途や事情に合わせた多くの種類があります。

  • 大型電気温水器

    サイズが大きいため、給湯場所から離れた場所に設置されることが多く、利用目的はシャワーや入浴などの大量給湯から、さらに施設内全ての給湯をカバーするセントラル給湯に対応できるものもあります。

  • エコキュート

    熱源機と貯湯タンクがあるため、大きなスペースが必要です。利用目的は大型電気温水器と概ね同様です。

お湯の供給方式

施設内でのお湯の供給方式は、局所給湯方式とセントラル給湯方式(中央給湯方式)に分類されます。

局所給湯

施設内の給湯場所(水栓)の近くに給湯器を設ける方式です。電気温水器の場合、主に屋内の洗面台やシンクの下、付近の壁面や、外壁などに設置されることが多く、小さい設置スペースで済みます。また、給湯箇所が近く配管距離が短いため、放熱ロスが少なく経済的で、お湯を直ぐに出すことができますが、小さい貯湯タンクを用いる場合が多く、大量にお湯を使うと湯切れをする場合があります。用途ごとに多種の給湯器があるため、個別性の高い給湯設計が必要です。

セントラル給湯

敷地内の屋外、施設の屋上、屋内の機械室などに給湯器を設ける方式です。施設の全てまたは一部の給湯をカバーするため、大きい貯湯タンクと設置スペースが必要になります。また、即湯が必要な場合は循環式のシステムを組まれることも多くあります。配管は本数や長さが必要になり、イニシャルコストは大きくなりがちです。

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